ところで、この壁画が宮崎県の屋外広告物条例に抵触するので、今後この事業は中止してほしいという強い指導を受けたことがあったそうです。
町の社会教育課は県に対し、この事業が県の補助事業であることや、港湾事務所の許可を受けて行なわれていること、教育的効果の大きいことから理解を求めましたが、県の事業中止の意は固いものでした。
しかし、子供たちの壁画制作に対する熱意と、児童を持つ父母の「子供たちの夢を奪わないでほしい。」という強い要望により、教育委員会が県に出向き熱心に協議を行った結果、「集まれ、わんぱく芸術家」の事業は継続して実施されることとなり、防波堤壁画は残されることになったのです。
Kさん : この前、釣りに行く途中にまたおもしろいものを発見し
たよ! それは門川町の防波堤に描かれた壁画だよ。
Nさん : 知ってる、知ってる。すんごい長い距離にわたって
描かれているんだよね。そうそうたしかギネス記録じゃ
なかったかな〜。
Kさん : へぇそうなんだぁ。それにしても子供たちの思いが
込められていてきれいだよね。
Nさん : うーん、確かにきれいだし、見事だよ。子供達の夢を
大きく表現するってこともすごくいいことだもんね。
でもね、よく見て〜!なにか変じゃない?
Kさん : どこが変なんだよ〜。すばらしいことじゃないか!
デザ引力調査員やっててはじめて文句のないものを
見つけた気がするよ。
Nさん : そうだね、でも絵の内容がごちゃごちゃしてると思わな
かった?僕が思うにまとまりがないような気がするん
だよね〜。6年生のこどもたちが想い想いに馳せたす
ばらしい絵なんだけど、テーマがバラバラじゃせっかく
の力作もちょっと貧相にみえてしまうよ。一つのテーマ
ごとにスペースをあけて描かせてあげるとよかったん
じゃないかな。
Sさん : 学校の先生は教育熱心だというのはよくわかるんだけ
ど、もう少し、美的感覚があったらよかったのにね〜。
Nさん : そうだね。でも先生方はこどものために県と対立して
うち勝ったんだ。それだけでも、すごいことだよ。
Sさん : なんだか勇気が湧いてくるね。
Nさん : ま〜でも、今回のケースは誰も文句はないでしょう。
ただ、あと少し頭をひねればもっとすばらしい壁画が
できただろうね。
Sさん : 惜しい、惜しい。
Works
2009.1.10
2009.1.6
ホームページ企画・制作事業
いよいよ始動。
SEO対策事業を開始。